君色 ＊＊空色＊＊

これでサラッと『そうだよ』と言ってくれれば、このネタもここで終わるんだけどなぁ～と思いながら、トモちゃん達との会話に戻る

数分して、途端にケータイが震えた

こういう時に限って、アヤツは返信が速いらしい

ケータイを操作して、受信メールを開封する


『んー、眠かったから』


トモちゃん達と、ケータイの画面を見つめる

そうして一瞬の間をおいてトモちゃん達は爆笑、私は頭を抱えた


「面白すぎるわ、水色の彼」

「私は頭痛いわ……」


そう言いながら、私は彼に返信メールを打っていく

メールを打ちながら『私は姉貴か、担任の先生だなぁ』と思いながら、とりあえず気になっていた出席の事だけ忠告して、ケータイの画面を閉じた