ロマンス@南国
第9章
9
あたしたちは下の方の階から上がってくるエレベーターを待ち、迷わずそれに乗り込む。
閉まると、ボックスがゆっくりと下降し始めた。
そう、あたしと喬、二人以外誰もいないエレベーターで、外には青い海が見えている。
今日もビーチは暑いようだった。
蒸すような陽気が辺りにある。
あたしたち二人はしっかりと手を繋いだまま、ボックスが一階に下りていくのを待つ。
程なくして、エレベーターは一階に着いた。
あたしも喬も一階フロアに降り立ち、二人で手を携(たずさ)えて歩いていく。
ゆっくりとした南国の時間が流れていき、あたしたちを包み込んだ。
四季を知らない島は今日も晴れ渡り、あたしたち二人はホテルのフロントにキーを預け、出入り口に向け歩き出した。
あたしも喬も同じ気分だ。
“常夏の島を楽しもう”
あたしたちは下の方の階から上がってくるエレベーターを待ち、迷わずそれに乗り込む。
閉まると、ボックスがゆっくりと下降し始めた。
そう、あたしと喬、二人以外誰もいないエレベーターで、外には青い海が見えている。
今日もビーチは暑いようだった。
蒸すような陽気が辺りにある。
あたしたち二人はしっかりと手を繋いだまま、ボックスが一階に下りていくのを待つ。
程なくして、エレベーターは一階に着いた。
あたしも喬も一階フロアに降り立ち、二人で手を携(たずさ)えて歩いていく。
ゆっくりとした南国の時間が流れていき、あたしたちを包み込んだ。
四季を知らない島は今日も晴れ渡り、あたしたち二人はホテルのフロントにキーを預け、出入り口に向け歩き出した。
あたしも喬も同じ気分だ。
“常夏の島を楽しもう”