ロマンス@南国
あたしも喬も普段は東京にいるからか、外国料理というものを食べつけていない。
それに南の島で出される料理となると尚更だ。
あたしも喬も島に来てからある程度時間が経っているが、一口にランチと言ってもどんなものを出されるのか、想像がつかなかった。
おまけにあたしたち二人は日本の食事の味付けに慣れている。
だから島で変なものを出されると、具合を悪くするんじゃないかと思っていた。
だが、店内に入ってみて店の空気を吸うと、そんなにひどいわけでもないようだ。
ランチセットが何品かある。
どれも一人分が日本円にして二百円前後で安い。
「何食べる?」
「俺?俺は……じゃあ、このAコースでいいよ」
「じゃあ、あたしはこのDコースにするわ」
あたしも喬も食べるものを決めて、脇にあるコールボタンを押す。
それに南の島で出される料理となると尚更だ。
あたしも喬も島に来てからある程度時間が経っているが、一口にランチと言ってもどんなものを出されるのか、想像がつかなかった。
おまけにあたしたち二人は日本の食事の味付けに慣れている。
だから島で変なものを出されると、具合を悪くするんじゃないかと思っていた。
だが、店内に入ってみて店の空気を吸うと、そんなにひどいわけでもないようだ。
ランチセットが何品かある。
どれも一人分が日本円にして二百円前後で安い。
「何食べる?」
「俺?俺は……じゃあ、このAコースでいいよ」
「じゃあ、あたしはこのDコースにするわ」
あたしも喬も食べるものを決めて、脇にあるコールボタンを押す。