幼なじみの騎士くん
「えっとね…キスとカッターの中に…」


「えっ!?キス…されたのか!?カッターの中にって…どっか触られたのか!?」


座って話してたのに、立ち上がるくらい驚くななちゃん。


…未遂なんだけどなぁ。


ちょっと…いじわるしちゃお♪


「う…うん…」


「今すぐ洗いに行くぞ!!…陽のやつ…!」


ななちゃんは郁の手を掴み言った。


その瞬間に新たないじわるを思い付いちゃった♪


「…いいよ!洗いにいかなくても!」


「は?でも陽に…」


「郁ね、なんかこれって漫画っぽいって思ったの。」


郁の言葉に「?」を浮かべるななちゃん。


「陽くんが近づいてきた時逃げられなかったから…。ななちゃんも漫画っぽいって思わない?」


「まぁ…そうかもしれないけど…。てか、郁は何が言いたいの?」


郁は答えずに目を閉じた。


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