【番外編】幼なじみの恋心
「…わかった!…ごめん、変なこと言って…。じゃあまた明日ね…!」



その時の由香里を、今でも忘れられない…。

無理して笑う、すぐにでも泣きそうな顔を…。

由香里は教室を走って出ていった。

外はもう日が暮れていた。

窓から入る風は、いつの間にか冷たい風に変わっていた。

…この時の告白を断ったことを、俺はとても後悔することになる。

それから数年経った、高校生にそれを知る…。
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