【番外編】幼なじみの恋心
そしてある日曜日。

仲のいい友達連中と遊んだ帰り道に由香里を見かけた。



「…ゆか…。」



話しかけようとしたが、出来なかった…。

由香里の隣には…知らない男の人がいた。

身長はわりと高くて、年はいくらか離れているようだった。

…今まで見たことのない笑顔をその人に見せていた…。

ものすごくつらかった…。

ものすごく悔しかった…。

…この時初めて、由香里のことが好きだったのだと気付いた…。

でも…まだ彼氏と決まったわけじゃない。

そんな希望を抱きながら家に帰った。
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