【番外編】幼なじみの恋心

どうして…。

…今更後悔したってもう遅い…。

そんなことは夏からわかってた…。

…しばらくして浅賀さんが現れる。

引き寄せられるように抱き合う２人…。

俺には入る隙間なんてなかった…。

諦めてその場を立ち去る。

ものすごく悔しい…。

悔しいけど…。

由香里が浅賀さんの胸に、泣きながらだけど幸せそうにしているのを見て…。

悔しいけど、仕方ないって思った。

俺は大人でもないし、包容力もない。

自己嫌悪に陥りそうになる…。


…そうして由香里は、中学からの３年間に区切りをつけた…。

俺の想いを残したまま…。