【番外編】幼なじみの恋心
変わり始めた日常
…そんな17年間を俺は過ごしてきたわけだが…。

正直、まだ由香里を諦めきれてない。

告白だってさりげなく、何度も言った。

冗談混じりに言ったりもした。

でも…すべて玉砕。

由香里がいつも言う台詞が…。

『私にとって、浅賀さんがすべてなんだ!』

そんな台詞を由香里は笑顔で言う。

その笑顔で惚れ直した。


進級して3年生になった。

3年生になってからは、進路で周りが慌ただしくなった。

そのせいか、由香里とあまり会わなくなった。

そういえば夏頃から、由香里の家は前より静かな気がする。
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