【番外編】幼なじみの恋心
久しぶりの会話
時は過ぎて中学校入学式。

小学校の頃に比べて由香里は少し大人びていた。

髪も前より長くなったし、雰囲気も柔らかくなった。

性格もほんの少しだけ女らしくなった…。

…遅刻癖はあまり変わってはないけど。



「純!放課後、ゲーセン行かね〜?」

「そうだな、行くか!」



似たような連中とよく遊ぶ。

中学生にもなると、お互い気まずくなって、由香里との距離はどんどん離れていった。

距離どころか、話さえしづらくなっていた。

他の女友達とは普通に話すのに、由香里には同じように話せなくなった。
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