<続>ゆきんこ
「いいの?」
『頼める友達があたしぐらいなんでしょお?それにまあ…理由も解るし?あっちゃんと旅行とかでしょ〜』
「な、何も言わないん…?」
てっきり、『あっちゃんと旅行なんて絶対許さないから!』とか言われるかと思ってた。
まあ、応援してたりしなかったりの愛だから、おかしくはないけど。
『仕方ないじゃん。どーせ、あっちゃんから言い出したんでしょぉ…愛傷付く〜』
「あ、ありがと…」
『はいはぁい。じゃ、今ケーキバイキングの途中だから』
プツッと切れた電話。
よし、準備は整ったっぽい。