<続>ゆきんこ
「ねえね、マジで敦志のカノジョ?」
金髪男子が近寄ってくる。
「コラ、アキラ!」
敦志がそれを追いかけてくる。
あたしは一歩引いて、答えようとする。
・・・『はい、そうです』なんて言いにくいんだけど・・・。
「・・・多分」
意地っ張り、なおかつ素直の要素を微塵も持ち合わせていないあたしは、金髪アキラにそう答えた。
「ぶはっ!多分だってよー、敦志!残念!」
「っな、ざけんな!素直じゃねえだけなの!」
「勝手に決めんなバカ」
「うひゃー!!彼女にバカって言われちったよ!マジ残念、敦志!」
「美香~」
よく笑うな・・・金髪アキラ。
そこに、リボンを付けたペットが入ってきた。