神様と呼ばれた私
私は、岩の上に座るのに飽きて、川に行ってみた。
川は、太陽の光をあらゆる角度に反射し、美しい模様をつくりだしていた。
その中で踊る魚たちも、今を一生懸命に生きており、何より楽しそうだった。
しばらく川を眺めた私は、ザブザブと川に入っていき、深みまで行こうとした。
が、突然 何者かに腕を掴まれた。
後ろを振り返ると、若い少年が、私の腕をがっしりと掴んでいた。
「……?」
私が何も言わず、少年を見ていると、少年は怒鳴った。
「何してんだよ!死にたいのか!?」
怒鳴られたのなど、何百年ぶりか…。
私は、また、何も言えなかった。