神様天使
「葵~!お父さんケーキ買ってきてくれたわよ!」



・・・・・・・・・・・・・・



「葵~??寝たの?」



・・・・・・・・・・はっ!



寝てました・・・しかも熟睡



お母さんが寝ないでって言った


意味がようやくわかった。



「はぁい!!」



慌ててリビングに行った。


「葵、寝てたわね」



はい。言い訳はしません



「寝てた・・・」



「だから言ったでしょ!寝ないでって」


すみません。



「まぁいいわ食べましょう!」



わ~い



ケーキが入った箱をお父さんが開けると・・・



チョコレートケーキ!!!!!



やった!やったぁーーー!!


「やったぁ!チョコレートケーキだぁ。」



「やっぱり葵はチョコレートケーキが好きだな。」



やっぱり?


ってことは、


前の私もチョコレートケーキが好きだったんだ。



「ってことは記憶を失う前の私は


チョコレートケーキが好きだったってこと??」



私は単刀直入に聞いた。



少し間があったがお父さんが笑顔で言った



「そうだ、葵はチョコレートケーキが大好きだったんだ。


というか、チョコレート自体が好きだったな。なぁお母さん?」


「ええ。葵はチョコレートが大好きだったのよ。」



やっぱりなぁ。


なんかチョコレートケーキが


好きだった気がしたんだよなぁ。


「そっかぁ。じゃあ食べよ!」



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