神様天使
さっきみみが私を脅かせたせいで


変な声と同時に



スッゴク大きい声で驚いちゃって、



クラスにいた人から



注目浴びちゃったんだからね!!!



絶対にみみにも同じ目にあわせてやるっ!!



と密かに私が決意を固めたとは



全く知らないみみが


「ねぇー、英語ダルかったねぇ。


うち全然わからなかったよぉー。」



と半ば泣きながら



私に話しかけてきた。



「だよねーっ!


私も全くわからなかったよぉー。」



と二人で共感しあった。



私はふと思い出した隣の席を見た。



やっぱりまだ学校に来てなかった。


授業中もチラチラ


横目で見たんだけど来なかった。



私はその隣の人がどんな人か


知りたくなった。



「みみ?


私の隣って誰なの?」



と私が聞くと、



みみの顔が


ニヤニヤにやけだした。



「あのねーっ。


葵の隣の席の子は如月優くんだよ。」



とまだ顔のニヤニヤが戻らないのか


にやけた表情で答えてくれた。



「きさ・・


如月優くん・・・・?


ん・・?」



どっかで聞いた事のある名前だ。



私は頭をフル回転させて考えた。



それでやっと思い出せた。



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