神様天使
私は隣の席を見ようと思ったが、


みみが邪魔で机しか見えない・・・・


「みみ!どいて。」


と私が小声で言うと、


「はいはい。」



ってじらしにじらして、少し横に



ずってくれた。



見えたー!あの病院で見た顔だった。



なぜかドキドキしだす私の心臓。



この前に見た夢を思い出した私は




顔が赤くなっていく気がした。



みみにバレないように冷静を装った。



「に、しても珍しいねーっ。


優がこんなに早くガッコにくるなんてさ」



と羅姫がみみに向かって話していた。



えー!
一時間目が終わってあと数分で二時間目


が、始まる。



って時に来ても早い方なんだ・・・・。



私は内心とっても驚いていた。



みみも驚いていた。



もちろん、私と違った意味で。


「だよねーっ!優早いよね?ガッコ来るの。



いつも給食の時とかなのに・・・」



と言いながら、私の方を



見てくるみみ羅姫。



えっ?



「やっぱり~、葵が心配なんじゃない?」



「かな~?私もそう思っていたとこなんだっ!」



と二人ともニヤケ顔。



「もーっ!」


と私は小さくつぶやいた。














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