神様天使
どうやら、二時間目の教科は


数学らしい・・・・。



大っ嫌い!!



だった気がする。



意気消沈していると



ポーン



と紙くずが机の上にのっていた。



辺りを見回すとどうやら



紙くずを投げてきたのは、




如月君らしいとわかった。




如月君が紙を見ように促すので




グシャグシャになった紙くずを



開いて見てみた。



「オレの事覚えてる?」



と、



なんとも読みにくい雑な字で書いてあった。



私はシャープペンシルを手にとって



返事を書いた。



もちろん



「ごめん、覚えてない」


だ。



私は返事を書いた後




私の元にきたように、



紙をグシャグシャに丸めて、



如月君の机に投げようとした。



「まって!」



と如月君が前、



先生の方を見ながら、



言ってきた。



どうやら、




先生がコッチを見ていた様だ。



危なかったぁー。


「いいよ」



如月君が言ってきたのを確認して



私は紙を投げた。



カサカサ



如月君が紙を開いている音がする。




ふと



如月君の方を見るとまた




何か書いている様子だ。




先生が見ていないかを確認して




如月君は紙を投げてきた。



紙には



「そっか。



じゃあ付き合ってた事も?」




だからね、




全部忘れてるんだってば!



私は



「全く覚えてない。」



と紙に書き




如月君に投げ返した。























































































< 44 / 53 >

この作品をシェア

pagetop