神様天使
「はい。


ではよそ見をしている、



如月君


前に来てこの問題を



解いてみてください。」



え・・・・



優と私がゆっくりと前の方を



向くと・・・



先生がコッチを向いていた。



ガビーン・・・。



優が



「チッ!」



と舌打ちをして




「せんせー



わかっりませーん。」







なんとも



ダルそうに答えた。


「では



ちゃんと聞いててくださいね。」



「じゃ・・・あ」









先生が誰を当てようか




クラス全体を見回していた。



ハッ!!



ヤバイ・・・・







一瞬先生と目があったーっ!




慌ててそらしたが



逆に



先生の目にとまって




しまった。




「じゃあ今



慌てて目をそらした佐野。」



あらーーーーーーーっ!



わかんないよぉー。




私はビクビクしながらも




答えた





「わ・わかりません」




私がそう答えた後




先生が目をパチクリしていた




事に私は気がついた。



「あ・あそうか」



どこか先生がおかしい。




「どうかしましたか?」







私は恐る恐る聞いてみた。



「イヤ、



佐野が先生に敬語使うのを



初めて聞いたから



つい・・・・な」





えー!



でも



先生私が記憶喪失って知らないんだー







頭の隅っこで考えていた。



















< 50 / 53 >

この作品をシェア

pagetop