神様天使
「なんか音楽ながすね。なんの曲がいい?」



とお母さんが言った。



とたんに



「ゴメンね、覚えてないよね・・・。」



と慌てて訂正してくれた。


私は覚えてるよと言いたかった


が覚えてなかった。



ダメじゃん・・・。



私。


はぁーーーーー↓



「じゃあ適当に流すね?」



お母さんはゆっくりとした音楽を流してくれた。



なぜだか分からないが



私はこの曲が少し聞いただけで気に入った。



「この曲スキなんか気に入った」



私が言うと



「本当?!葵が記憶を失う前もこの曲がスキだったのよ。」



と嬉しそうにでも、少し悲しそうに言った。



「ごめんね。また余計なことを・・・。」



私は慌てて訂正した。


「イヤいいよ!


むしろドンドン記憶を失う前の私の事を教えてほしい!


そしてなるべく早くに記憶を取り戻したい!!」



私は思い切って言ってみた。



「そう。じゃあこれからいっぱい言うわね。」



「うんっ!」



そんな風に話していたら



病院についた。



「青葉病院・・・。」



なんだか苦そうな病院だなぁ。



私、青汁嫌いだったのかな?



どーでもいいことなんだけど

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