ほんとうに大切なもの
Contract
正人は手慣れているかのように私を部屋へ招き入れた。

やっぱりあぁいうサイトを利用してる人って慣れてるのかなぁ~
と素朴に思った。

「先にシャワー浴びてきていいよ。」

「あ…うん。」

とりあえず浴室に行った。
もう腹をくくるしかない。
お金のため、ユウヤに会えるため。
自分の体売って何が悪いの?
誰にも迷惑なんてかけてない!!
私は自分にそう言い聞かせてシャワーと一緒に心のモヤモヤも洗い流した。


全身を鍛練に洗い、
バスローブに身をまとった。

いよいよか…。
ドアの向こうには…正人が待っている。


そしてドアを開けた――――。

「あの、、、先にシャワー浴びたけど…」

正人は室内にあるソファに座ったままだった。

そして私の目の前にある用紙を見せた。
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