ほんとうに大切なもの
今度は自分のタイプのスタッフをじっくり厳選して送信。

あぁ、行くつもりもないのに私って何やってんだろう・・。
相手に超失礼だよね。

今度はユウヤ。
私より少し年上。

ホストの多くは20代前半が多い。
ユウヤは20代後半で、顔もタイプ。
ブログもやっていて、内容もとても面白い。
お笑いのセンスがある。

今度のターゲットを絞り込み早速メールを…


返信はしばらくして返ってきた。

―メールありがとう。


今度は写メールの要請はなかった。


しばらくこのユウヤというホストとメールのやり取りをした。
もちろん、行く気はないが、維持するためにそのそぶりだけした。



次の日、サヤちゃんにその事を報告した。

「サヤちゃん、私は今ユウヤって人とメールのやり取りしてるの。」


サヤちゃんもツカサというホストとメールのやり取りをしており、写メールの交換までしてあるとのことだ。
なんかサヤちゃんはそういうの抵抗ないみたい・・・。

でも、私よりサヤちゃんの方が親密度がUPしているようでなんだか悔しかった。

ユウヤは代表よりも、マメで私がメールしたことに対してちゃんと返信もくれる。

―おはよう。今から出勤してきます。-

―今日はこれから雑誌の撮影だよ。-

ユウヤはかなり、マメなホストだ。
来る約束もしていない私なんかにもメールをくれる。


よく考えてみると、彼氏イナイ歴3年・・・
男の子とまともなメールなんてしてない。

したといえば、会社の男性スタッフと業務内容のメールのやり取りをしたぐらいだ。


ユウヤとメールをしている間に、本当に興味がわき


ユウヤに会ってみたくなった。







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