ほんとうに大切なもの
私たちはいわゆる”細客”である。
普通の会社員であれば、とてもじゃないがユウヤのもとへそう何度も行くことはできないし、大金を使うこともできない。
ただ、ユウヤが気になる。
毎日携帯を眺めて、日々を過ごしている。
私からは用事がない限り連絡は取らないと決めている。
大した客にもならないのに、くだらないメールや電話の相手になるのは申し訳ないと思ったからだ。
サヤちゃんは相変わらずだ。
サヤちゃんは私には言わなかったが、私の知らないところで何度かN&Yに行き、ツカサに会っていた。
ツカサはいわゆる色恋営業専門らしく、サヤちゃんはどっぷりハマっていた。
会話もあたかもツカサの恋人のつもりで会話をしていた。
私はユウヤに会えない時間をだんだん苦痛に感じてきた。
こんな気持ちになるまでに貯金はほとんどN&Yに流れていた。
お金はちっとももったいないと思わなかったが、金の切れ目は縁の切れ目と
言わんばかりにユウヤからの連絡も徐々に少なくなった。
サヤちゃんはというと…
サヤちゃんも貯金が底をつき、とうとう水商売のアルバイトをするようになった。
普通の会社員であれば、とてもじゃないがユウヤのもとへそう何度も行くことはできないし、大金を使うこともできない。
ただ、ユウヤが気になる。
毎日携帯を眺めて、日々を過ごしている。
私からは用事がない限り連絡は取らないと決めている。
大した客にもならないのに、くだらないメールや電話の相手になるのは申し訳ないと思ったからだ。
サヤちゃんは相変わらずだ。
サヤちゃんは私には言わなかったが、私の知らないところで何度かN&Yに行き、ツカサに会っていた。
ツカサはいわゆる色恋営業専門らしく、サヤちゃんはどっぷりハマっていた。
会話もあたかもツカサの恋人のつもりで会話をしていた。
私はユウヤに会えない時間をだんだん苦痛に感じてきた。
こんな気持ちになるまでに貯金はほとんどN&Yに流れていた。
お金はちっとももったいないと思わなかったが、金の切れ目は縁の切れ目と
言わんばかりにユウヤからの連絡も徐々に少なくなった。
サヤちゃんはというと…
サヤちゃんも貯金が底をつき、とうとう水商売のアルバイトをするようになった。