苺×ドロップ
『あーもう! いーじゃんか別に!』
朝からいちいち、そんな事言わなくてもいいじゃん・・・、そんな風に思いながら、私はメイクを坦々と終わらせていく。
『よしゃ! 完璧!』
自分に惚れ惚れしていると、弟の仁(ジン)が"キモいよ"、と言って私を洗面台から追い出した。
『なにお前・・・』
今日は、朝から本当にイライラする・・・。
―ピーンポーン。
「苺ー?」
『え! やっば!! ゴメン優香、ちょっと待ってて!』