Keep smile
高校
あたしの名前ははるか。
自分のことが大嫌いな
女の子。
こんなあたしも高校生になった。頭が悪いあたしわ高校なんか行く気なかった。人と接するのもめんどくさかった…。
あたしは中学校のときから人を信じれなくなっていた。イジメられるし、仲良かった友達に裏切られたから。一回ではなく何度も何度も…
あたしは誰にも心を開けなくなってしまった。友達って何なん?
…入学式…
あたしは4組だった。適当に座っていると大人っぽい女の子が話しかけてきた。
『あたし侑。よろしくね!』
正直だるかった。友達なんかいらないって思ってたから…。だから
『あたしははるか。よろしく』
そっけない態度で返してしまった。
それからみんなで自己紹介をしあった。あたしは馴染めずにいた。人との関わりを避けていた。
ただ傷付くのが怖かったから。
だから小学生からの友達の瑠衣と一緒にいた。瑠衣とあたしは野球が好きで気が合った。同じ部活に入り毎日一緒に行動していた。
クラスで瑠衣が友達と話しているときはずっと一人だった。あたしには瑠衣以外クラスに友達がいなかった。でもそれでよかった。
上辺だけの友達ならいらない。
傷付け合う友達ならいらない。