キミが大好きだから〜陽菜へ〜
ライトが照らし出されたステージの上を
ヒカリが歩いていく。
大きくなる歓声。
ヒカリが歌う俺の曲。
スタジオではよく見ていたこの光景だけど、
やっぱりお客さんがいる前だと、違うもんだな。
感動・・・
っておい!
横で声を殺しながら男泣き。
もちろん…紺野ちん。
「なんでお前が泣いてんだよっ」
「ようやくharuの歌が、歌が~~っ」
うぜぇ。
こいつは昔から、「haru」の一番のファンだもんな。
それは認める。わかってる。
でも・・・
人の感動するところもって行くなよな!
俺は紺野の首に腕をまわしてしめるふりをした。
だけど・・・
やっぱり最高だよ、お前は!
サンキューな!!