キミが大好きだから〜陽菜へ〜
曲がすべて終わったあと、
俺はずっとあたためてきたある歌をうたう。
音楽が好きだった。
ゆぅさんに出会った。
ゆぅさんが、「音楽は自分のために、そして大切な人のために生まれるんだ」
っていうのが
えらく難しい言葉のように感じてたあの頃。
その言葉の本当の意味を知らないまま、ゆぅさんは旅立ってしまった。
でも、キミと会って、
自分と違う人間のために、
心が痛くなったり、
苦しくなったり、
それでも愛しくて、
大好きで、
優しくなって、
そんな感情のひとつひとつを教えてくれたのは陽菜、キミだったんだよ。
この曲は
俺自身だから。
キミに俺を知ってほしくて。
俺の想いを。