キミが大好きだから〜陽菜へ〜

ガタンッ。


体が扉にあたって思った以上の音がする。


それでようやく俺たちは唇を離したんだ。


息を切らすようにうつむいた陽菜。



かわいすぎるんだけど。



「陽菜!」



俺はまたぎゅーっと彼女を抱きしめるんだ。




大好きだよ。陽菜。





そのあと、俺のさっきまでの焼きもちが簡単に陽菜にばれて


陽菜は喜んでたけど。


情けねぇ俺は、赤くなった顔を誤魔化すのに精一杯。



そんな俺を見て陽菜は喜んでたけどな。



< 125 / 412 >

この作品をシェア

pagetop