キミが大好きだから〜陽菜へ〜
ガタンッ。
体が扉にあたって思った以上の音がする。
それでようやく俺たちは唇を離したんだ。
息を切らすようにうつむいた陽菜。
かわいすぎるんだけど。
「陽菜!」
俺はまたぎゅーっと彼女を抱きしめるんだ。
大好きだよ。陽菜。
そのあと、俺のさっきまでの焼きもちが簡単に陽菜にばれて
陽菜は喜んでたけど。
情けねぇ俺は、赤くなった顔を誤魔化すのに精一杯。
そんな俺を見て陽菜は喜んでたけどな。