キミが大好きだから〜陽菜へ〜
ヒカリがすかさず
「社長~」
と甘えた声で社長を呼んだ。
社長は、一瞬きょろきょろして、
「おっ陽菜、きてたか」
ってすげぇ笑顔。
普段の社長を知ってる奴は、ポカーン、だろうな。
陽菜はゆぅさんが亡くなってから、ずっとご近所さんでもあった黒田家で育てられたんだ。
俺もそれを知ったときはかなりびびったけどな。
だって、こえーじゃん。
彼女の「父親」って。
それが「黒田のおっさん」なんだぜ?
最強、いや最恐だろ。