キミが大好きだから〜陽菜へ〜
「何あれ・・・」
隣でヒカリが低くつぶやいたのを俺は聞いてしまって。
なんか嫌な予感がした。
だから、すぐに
「ほら、お前も食え」
なんてカナッペをヒカリの皿においてやったんだ。
ヒカリはすぐに
「ありがとう、haru」
なんて言って、俺の肩に頭をつけようとするから、
即効引き剥がしたけどね。
海外暮らしが長かった、というヒカリの大胆行動。
普通は喜ぶところなんだろうけど、
俺には、ほらあいつがいる・・・から?