キミが大好きだから〜陽菜へ〜

「お前お酒飲みすぎ」

「スキを見せすぎ」


なんて俺はついキツイ口調になって陽菜に言葉を並べた。


本当は、ずっとついててやれない俺に一番腹が立ってるのに。




でも・・・


何もなくてよかった。


「心配かけさすな」


なんて言ったけど、本当は、俺がいつもお前の心配してたいんだ。


矛盾してるだろ?



必死で涙をこらえる陽菜がかわいくて


愛しくて



俺は彼女の体を引き寄せた。



毎日抱きしめてるのに、今はいつもよりか弱く感じて。


俺は自分の腕の力を少し弱めた。



好きだよ。


好きだよ、陽菜。


何度言っても何度言っても、どうしてこうやって気持ちがあふれてくるのかな。



< 133 / 412 >

この作品をシェア

pagetop