キミが大好きだから〜陽菜へ〜
「お前お酒飲みすぎ」
「スキを見せすぎ」
なんて俺はついキツイ口調になって陽菜に言葉を並べた。
本当は、ずっとついててやれない俺に一番腹が立ってるのに。
でも・・・
何もなくてよかった。
「心配かけさすな」
なんて言ったけど、本当は、俺がいつもお前の心配してたいんだ。
矛盾してるだろ?
必死で涙をこらえる陽菜がかわいくて
愛しくて
俺は彼女の体を引き寄せた。
毎日抱きしめてるのに、今はいつもよりか弱く感じて。
俺は自分の腕の力を少し弱めた。
好きだよ。
好きだよ、陽菜。
何度言っても何度言っても、どうしてこうやって気持ちがあふれてくるのかな。