キミが大好きだから〜陽菜へ〜
それまで以上に俺は陽菜と会えなくなってしまった。
今世間がharuとヒカリの仲を好意的に捉えているときに、
haruが違う女と会っている、ということが世間に出れば
かなりのイメージダウンは避けられない、というこれは会社の方針だった。
ただ、こうなった以上、ということで
ヒカリとのコラボはこれきりにしてほしい、と会社からヒカリの事務所へ了承してもらうことで俺はなんとか気持ちを保っていた。
なかなか会えないなか、
それでも陽菜から届くメールは俺の心配をしてくれるものがほとんどで。
俺はそれが余計に痛々しく感じた。
無理するな、と俺がいえるんだろうか?
笑ってる?、って俺が聞けるんだろうか?
それでも、電話やメールの中の陽菜はいつも笑ってて。
「大丈夫だよ?」
って・・・。