キミが大好きだから〜陽菜へ〜

最近は部屋にも戻れず、ずっとホテル暮らしをしている俺を心配してくれて、


紺野やカズマが食事に誘ってくれた。



久しぶりの外の世界。



気づけば、息をすると少し白く見えるくらい、そんな季節になっていた。




「今日は店にも行ってあるから、マスコミとか心配ないからな」



それでもホテルにちょくちょく会いに来てくれたカズマが言ってくれる。



それでも俺が聞きたいのは別の事・・・



そんな俺に気づいたのか、カズマから小さく聞こえた言葉。



「陽菜は元気だよ。っていうか少し無理してるかな?でもなんかやりたいことみつけた、って毎日がんばってる」



やりたいこと?



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