キミが大好きだから〜陽菜へ〜

そこに、現れたんだ。



今一番俺が会いたくない奴だった。



「ヒカリ・・・」



店のドアの所にマネージャーと立つヒカリの姿を初め見つけたのは紺野だった。



「どうしたんだ?」



低い声でカズマがたずねる。



「あ、あの・・・すみませんでしたっ」



マネージャーと共に頭を下げるヒカリ。



俺話す言葉も見つからなくて。



ただ、顔を背けてお酒を飲み続けていた。






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