キミが大好きだから〜陽菜へ〜
驚きで一瞬固まった俺の目の横で
ピカッ
何かが瞬いたような気がして、俺ははっとしてヒカリを引き離した。
「何してんだよ?」
さすがに俺の低い声と怒りの表情にヒカリは足がすくんでいるようだった。
俺、お前が女じゃなかったら張り飛ばしてたかもしんない。
唇を服の袖でぬぐった俺を見て、ヒカリは震えながらもこうつぶやいた。
「なんで・・・?」
そうして俺の顔を見て叫んだんだ。
「なんであの子なの?私のほうがずっとずっとharuを好きなのに・・・っ。好きなのにーーっ・・・!!」