キミが大好きだから〜陽菜へ〜
もう、雪・・・?
そういえば、と目を下に降ろすと、街の明かりがにぎやかなクリスマス色に彩られていることに今さらながら気づいた。
もう、、、こんな季節になってたんだな。
窓から目をそらし、俺は一瞬目を閉じた。
すると、陽菜が幸せそうに笑ってる顔がまぶたの裏に浮かんだ。
陽菜・・・っ!
そして俺は身を乗り出し、
運転手に言ったんだ。
「すみません。ちょっとその前に寄ってもらっていいですか?」
・・・・・・