キミが大好きだから〜陽菜へ〜
ベッドの中で
俺はひじをついて陽菜を見下ろした。
俺の腕枕のなかで目を閉じ眠っている彼女を見つめる。
安心したように眠ってる陽菜。
こんな幸せな時間があるなんて、俺は今まで知らなかった。
陽菜に会うまで。
「陽菜・・・」
彼女が目を覚まさないように静かに名前を呼んだ。
少し痩せたな・・・。
やっぱり寂しい思いをさせてしまったんだと思う。
ごめんな。
頬にそっと口付けをして、俺はそっとベッドを抜け出した。