キミが大好きだから〜陽菜へ〜
リビングにおいてある自分のカバンから取り出した小さな包み。
物では絶対に全部を表せないけど、
それでも、これには俺の気持ちが詰まってる。
・・・小さなリング。
さっき、寄ってもらったお店で、買ったんだ。
俺にはお前がいないとダメなんだ、ってこと。
ずっとそばにいてほしい、ってこと。
だから、陽菜が学校終わってからでいいから、アメリカについてきてほしい、ってこと。
わがままだろ?
だけど、これが俺の今の本音だから。