キミが大好きだから〜陽菜へ〜
その時、窓ににゅっと紺野の顔が出てきたから、


おもいっきり焦ったじゃねーか。

あいつ…。



ひゅっとドアの間から紺野が声をかけてきた。



「haru、時間大丈夫なの」

「へ?」

つられて見た壁の時計はもう新歓コンパの始まる時間を少し過ぎたところをさしている。



「紺野!帰るわ。あとよろしく」


俺は今日できた分の譜面を紺野に渡して会社を後にした。
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