キミが大好きだから〜陽菜へ〜

結局リングは、夜一緒にお店に持っていくことにしたんだ。



なんとなく感じる陽菜の寂しげな様子に、



俺は後ろ髪を引かれながら、玄関に向かうけど。



「陽菜。またあとで」




陽菜、笑って?



もう少しだから。



後で必ず会いに来るから。


迎えに来るから。




そうして、玄関のドアは静かに閉まった・・・・・・。







< 199 / 412 >

この作品をシェア

pagetop