キミが大好きだから〜陽菜へ〜
「俺…お前がマネージャーしてくれて本当によかった、って思ってる…」
そう言うと、顔を上げた紺野と目が合った。
ばか。今こっち見んじゃねーよ。顔赤いのばれるだろ?
あわててビアノの方を見た俺に紺野が静かに言ったんだ。
「haru・・・お前、変わったな」
は?
「お前と仕事してて今までも、まぁ楽しかったけど、最近のお前見てたら、なんかこう・・・」
紺野?
いったんうつむきかけて紺野が再び顔を上げる。
「なんか、あの頃を思い出すんだ。お前いい顔して音楽つくってるよ。それ見るとなんか俺まで嬉しくなるし・・・きっとゆぅさんも喜んでる」