キミが大好きだから〜陽菜へ〜

見舞いに毎日来ている舞が、気をきかして出て行った病室で、俺は眠りについてる陽菜と2人きりになった。



久しぶりだな。



この前見たときよりも、少しふっくらしてるその寝顔に俺はほっとしていた。



そういえば・・・舞からのメールでもご飯を美味しそうに食べていることに、主治医の先生も安心している、と書いてあったな。



陽菜・・・油断してるとすぐ太るぞ?


『え~~!』


頬を膨らます陽菜の顔が見えるようで、少しおかしかった。




なんにしても・・・もうそれを見れることはないのかもしれない。



そう思い返して、もう後戻りは出来ないはずの俺の決心が少しだけ揺らいだ気がした。



何、思ってんのかな、俺。



決めたんだろ?







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