キミが大好きだから〜陽菜へ〜
着替えて、事務所に向かう。
スタッフルームをちらっと覗くとまだ紺野は来ていなかったけど・・・
「haruさん!」
俺に声をかけた主を見てびっくり。
彼女・・・シオンだった。
昨日は魔女の格好でよくわからなかったけど、
髪はボブ。
すらりと伸びた手足。
高い身長。
なんか、モデルみてぇ・・・。
「haruさん、昨日大丈夫でしたか?」
「あ、あぁ・・・」
予想と違った彼女の反応に少し戸惑いながら言葉を返す。
「もしかして・・・私のこと覚えてます?今日からしばらくバイトとしてこちらで働くことになりました。よろしくおねがいします」
ぺこんと頭を下げるシオン。
「あぁ・・・・・・って、えぇ!?」