キミが大好きだから〜陽菜へ〜

言葉が、



俺の中に入って一瞬全身の血が逆流したようなそんな感覚になる。



よかった、と言う安心感はたてまえで、



俺がいなくなっても、やっぱり彼女の周りの時間は普通に流れているんだ、



という、絶望感。



彼女が元気だということは、きっと俺の時間は消えたまま、ということなんだろう。



それを望んだはずなのに。




なんで、またこんなに心が乱れていくんだろう。




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