キミが大好きだから〜陽菜へ〜

夕闇の中、それはあの頃と同じようにたっていて…。


自分の中のコントロール出来ない強烈な感情が体を支配するのがわかった。



あの日の約束の場所…。



あの日…一緒に来るはずだった場所…。



ネックレスとして俺の胸にかかったリングが共鳴を始めたように、熱く感じた。


それは、深い悲しみと共に胸を切り裂くようで。
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