キミが大好きだから〜陽菜へ〜

カサッとツリーが揺れた気がして、ようやく意識が「俺」を取り戻した。



周りを見渡すけど、お祭り気分の学生がここにいるはずもなく、誰にも見られてないということに安心して、俺はマフラーを少しだけ引き上げた。



行こう。



紺野が待ってる。
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