キミが大好きだから〜陽菜へ〜

次回の取材にはカズマも同行するということで話はついたということだった。



ビジュアル的にも人気の出てきているカズマの参加を出版社は大いに歓迎したらしい。




見張り役・・・ってことか。



大丈夫だよ、カズマ。



陽菜は俺のことなんか思い出しやしない。



彼女のためなら、彼女を守るためなら、



俺は彼女と話をしないし、必要以上に関わったりもしない。



俺は2年前の自分自身の誓いを思い出して、上を向いた。



彼女を守る。



それが俺の最大の願いだったから。



そのためならこの気持ちも押さえ込んでやる。





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