キミが大好きだから〜陽菜へ〜

外には、小畑さんとハルコさんが椅子に座ってた。



俺の顔を見て「すみませんでしたっ」と謝るハルコさんは、もしかしたら小畑さんから陽菜のことを聞いたのかもしれない。



彼女が何か言いたげに口を動かしたけど、



俺は、ただ黙って軽く頭を下げその場を後にした。





・・・俺は何もできない。




夜はさっきと変わらないのに、



建物の外で見る空は、さっきよりももっと暗く落ちてくるような空だった。




星は・・・かすかにも見えない。




・・・・・・・



陽菜が結婚?




・・・・・・・・







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