キミが大好きだから〜陽菜へ〜

俺はいつのまにか、遊園地を離れて、タクシーに乗り込んでいた。



どこに・・・



どこに、行こう。




もう時間だ。



彼女を俺の中であきらめる時間。



本当に、終わりにする時間。



彼女の近くにいなくても、



せめて彼女のこれからの幸せを祝福してあげられるように。



彼女の笑顔を・・・見れるように。



それが一番近くではなくても。




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