キミが大好きだから〜陽菜へ〜
気づけば、もうパーティーが始まっている時間だ。
俺はひどく重く感じる足をようやく動かして会場へと入った。
どうしたらいい。
どうすればいい?
俺は、どうしたいんだ・・・?
会場の中では、もうすでにカズマの紹介がおこなわれている。
スポットライトの下に立つ奴の姿は、俺の知り合った頃のカズマとはちょっと違った感じがする。
カズマは笑顔でたっているけど、
俺にはなんだか怒っているようにもみえた。