キミが大好きだから〜陽菜へ〜

たくさんの人で埋め尽くされた会場を見渡すと、



すぐに彼女は見つかった。



どこにいても、どんな人の中でも、俺の目は見つけてしまう。



彼女の姿を。



陽菜は、少し上気したような顔で嬉しそうに隣の舞と何か小声でしゃべりながら立っていた。



アップにした髪。



ドレスは彼女によく似合うピンク色。



・・・そうだよ。俺はやっぱりキミが好きだ。




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