キミが大好きだから〜陽菜へ〜

部屋を出たいのに、



どうしても足が動かない。



カズマを見つめる俺の目もまるで全く自由がきかない。



俺は、ただつったったまま、カズマを見ることしか出来なかった。




音がぼんやりとしか聞こえない。



周りの人たちのざわつく声も、今はまだ・・・聞こえない。




これで、終わった。



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